SMU MBAの授業のReview

By Masaki Hosokawa, current part-time SMU MBA student

初めまして、SMU part-time MBA Class of 2015の細川真規と申します。今回のBlogは私が担当させて頂きます。私は2014年8月に入学してから約4か月、Term 2を終えたところになります。最初はパートタイムMBAとしての仕事と学業との両立というタフな状況に眩暈を覚えるほどでしたが、数か月が経ちようやく何とか慣れることが出来てきたというところです。ここでTerm 1とTerm 2で受講した授業を振り返ってみたいと思います。

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入学して最初のTerm 1はFinancial AccountingとOperation Managementの授業を受講しました。Financial Accountingは会計の基本的なところから、管理会計や財務分析等も学びます。私にとっては会計やファイナンスをちゃんと勉強した始めての経験になり、企業のAnnual Reportから企業分析の重要な情報が入手できるということを実際に体験でき、非常に新鮮でした。また、私のクラスにはファイナンスのバックグラウンドを持つ人が多く、コースの最後に行われたGroup Presentationはどのグループも完成度の高い企業財務分析をしてきており、非常に見ごたえがありました。

Operation Managementは製造業やサービス業などのビジネスモデルを定量的な分析に重点を置いて学びます。複雑な計算が数多く出てくることからとっつきにくい印象を与えますが、授業ではサイコロとコインを使ったゲームや折り紙を使ったゲームなどで非常に面白く製造業のモデルを学ぶことが出来ます。また、この授業ではトヨタや東芝など、日本の製造業が数多く取り上げられます。世界的にも日本の製造業のプレゼンスは非常に大きいということを再認識させられました。この授業ではケーススタディを中心に授業が進められますがどのケースもEye-Openingな発見に満ちており、全体的に非常に質の高い授業でした。

次のTerm 2はDecision AnalysisとManagerial Economicsの授業を受講しました。Decision Analysisは限られたリソース内での企業行動の定量的な最適解や、不確実な要素が多数混在するモデルのシミュレーション等をExcelのAdd-onのアプリケーションを使ったSolverやMonte Carlo Simulationといったツールを使って学びます。Excelを駆使して複雑な状況に答えを与えるという作業は、ある種の数学パズルのようで私は楽しんで勉強できました。また、統計学の要素を使用し、ファイナンスにおけるCorporate ValuationやVaRといった概念までカバーする幅広さもありました。この授業は非常にChallengingでしたが、その分実りも多かった授業でした。

Managerial Economicsは主にミクロ経済学とその一つである産業組織論から構成されており、市場における企業の経済行動をPerfect Competition, Monopoly, Oligopoly, Monopolistic Competitionという4つの場合から説明するものでした。内容は計量経済学からファイナンスの分野まで横断していき、回帰分析やNet Present Valueといった概念も使用して経済を描写していくものでしたが、ベテランの教授の豊富なユーモアを交えた説明は深い経験と知識を感じさせるものでした。

以上が、私が今まで受講したSMU Part-time MBA Term 1とTerm 2での内容になります。来年から始まるTerm 3はCorporate FinanceとMarketingになりますので、また今後受講した授業の内容をSMU Blogに投稿したいと思います。ご清覧頂き、ありがとうございました。